オフィスにも“癒やし”と“ワクワク”を!最先端オフィス見学レポ 2025.04.11
こんにちは!
インテリアコーディネーターの今野理沙です。SeePdesignという屋号で活動しています。
突然ですが、最近のオフィスって、ただ働くだけの場所じゃないんです。
「家より快適なんじゃ…?」って思っちゃうような、癒やしと刺激にあふれた空間に進化しているんですよ!
というわけで、先日オフィスデザインの研修として、イトーキ・サンゲツ・リリカラのオフィスを見学させていただきました。
どの会社もここ数年でオフィスを移転・改装していて、まさに“今”のオフィストレンドがぎゅっと詰まった空間でした。
今回は、3社を見て共通して感じたポイントをまとめてみました!

【そもそも】最近のオフィスってどんな流れ?
ここでキーワードになるのが、「ウェルビーイング」。
聞き慣れない方のためにすごくざっくり言うと、
「心も体も満たされて、いい感じにご機嫌な状態♪」です。
コロナでテレワークが一気に広がって、そしてコロナの終息でまた出社することもできるようになった今、オフィスには出社することの意義が考えられるようになりました。
・家のように落ち着けて癒やされる空間であること
・出社するとやる気スイッチが入って、パフォーマンスが上がること
・家より仕事がしやすかったら、むしろ出社したいと思える環境
そんな背景から、オフィスのあり方が大きく見直されているんですね。
✨3社に共通していた!今どきオフィスの4つのポイント
① ABW(Activity Based Working)
略して「ABW(エービーダブリュー)」と呼ばれている働き方。
簡単に言うと、その日の仕事内容や気分に合わせて、自分で好きな場所を選んで働けるスタイルです。
「今日は集中したいからこもれる席」
「今日はみんなとワイワイやりたいからオープンなテーブル」
みたいに選べるのって、気分転換にもなっていいですよね!
② デジタル管理で“どこに誰がいるか”を見える化
ABWの弱点は、「あれ?◯◯さんどこ行った?」問題(笑)
でも今どきのオフィスはそこも抜かりなし。
スマホで居場所をチェックできたり、同じ席を毎日取れないようにして
偶発的なコミュニケーションを生み出す工夫までされていました。
しかもこの仕組み、企業側はデータ分析にも活用していて、
「どの席が人気?」「どこが作業効率高い?」なんて情報までわかるんですって。賢すぎる…!
③ グリーンをたっぷり取り入れる
これはもう、どの会社も力を入れてました。
・窓際に観葉植物を並べて“外とのつながり”を演出
・オフィスの中央に大きめのグリーンを置いて自然な仕切りに
・鉢植えが空間の一部になっていたり
都会のオフィスって自然に触れにくいからこそ、
室内のグリーンがあるだけで癒やし効果抜群!
目にも優しいし、空気もクリーンな気がするし、何より気分が上がります。
④ カフェエリアがある!
おしゃれなカフェ空間や休憩ラウンジがあって、
コーヒーを飲んだり、ちょっとしたお菓子が買えたり。
「ザ オシャレカフェ」じゃなくても、給茶機やリラックススペースが設けられていて、
自然と部署を超えた交流が生まれているのが印象的でした。


その他にもあった!ちょっと驚きのアイデアたち
🌀 アロマの香りで癒やし空間
オフィスにアロマディフューザーって…最高じゃないですか?
香りでリラックスや集中力アップを狙ってる会社もありました。
🔊 音のデザイン
音もすごく工夫されてました。
今までは「無音」か「BGM」くらいしかなかったのに、
なんと「サウンドマスキング」といって、あえて特殊な音を流して打ち合わせ中の会話が周囲に漏れるのを防いだり、逆に静かすぎると声を発しにくいという緊張感を緩和したりする工夫も。

まとめ:オフィスも“働き方をデザインする時代”へ!
今回見学させていただいた3社のオフィスは、どこも「ただの職場」じゃなくて、
“働き方そのもの”をデザインしている空間でした。
ABWやデジタルの活用、グリーン、カフェ、香り、音…。
五感に働きかける仕掛けがいっぱい!
個人で仕事している私としても、
「自宅オフィスにも取り入れたいアイデア」がたくさんありました。
これからのインテリアは、暮らしだけじゃなく“働く”ももっと快適にできる。
そんな可能性を感じた1日でした!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
ではでは、また次回のブログでお会いしましょう。
SeePdesign では間取りアドバイスから家具や小物のコーディネートまでトータルでインテリアのご提案をしております。