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マイホーム計画。コストダウン(予算調整)する時にやってほしい考え方。 2023.06.11

インテリアコーディネーターの今野理沙です。

数年前からマイホーム計画をしていた我が家はウッドショックや建築資材高騰により、大幅なコストダウンを余儀なくされました。

そのため再検討してザ・クラッソで落ち着いたキッチンですが、ステンレスカウンターはスタイリッシュなバイブレーション仕上げではなく、価格の安い方の銀河エンボスにすることに。

銀河エンボスもクラッソのスッとしたスリムな天板ならスタイリッシュに映えてくれると思います^^

我が家は前に腰壁の立ち上がったI型キッチン。フルフラットのようにカウンターが丸見えではない点でもコストダウンの対象となりました。

↑(腰壁有のI型キッチンとはこんなイメージ。)

その代わり、吊り戸や袖壁はなくレンジフードは見えるのでレンジフードはシルバーではなく、スタイリッシュなステンレス製にしました。(金額UPです;)

どこがよくリビングから見えるか?我が家に来た来客の目線はどこか?

何に重点を置くかで家づくりのコストカットは優先順位が付けやすくなります。

たとえば数年前に新築して、よく遊びに行く姉のお家。キッチンの扉の面材覚えてる?と考えるとごめんなさい覚えてません(><;)(私の夫にも聞いてみたら同じだった)

フラット対面キッチンならリビングからの印象も強く残りやすいですが、I型キッチンは使う人にしか見えません。(背の高いカップボードを使用する場合はリビングからもよく見えますが。)

↑(フラット対面だとリビング側のインテリアとつながりが強いため印象に残りやすい)

上記の理由から我が家は面材グレードは1番下のランクから選定しました。

気にしたのは

・色が家全体のトーンに合うか

・鏡面orマット どちらが家の印象に合うか

です。

私はお料理大好き♪キッチンに立っている時が幸せ♪というタイプではないので面材ランクは下げましたが、「キッチンの色が好みだったら毎日の調理タイムの気分があがる♪」という方は好きな柄があるランクから選ぶ事をおススメします。

一度イメージしていた仕様をただ単に下げる作業は建築主にとっては、「はぁ…」とテンションの下がるとても悲しいこと。コストダウンの際に重要なのは「あなたやあなたの家族が、何が大切か。または実はそこまで大切ではないか」の優先順位を考えてみる事です^^

そこを考慮すると悲しいだけのコストダウンではなく、「あの時、やめといて正解だったね!他のところに回せてよかったね」と納得のいくマイホーム計画になると思います。