本物の木が使えない場所に。3M見学会で学んだ「フィルム」という選択肢 2026.11.05
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先日、ダイノックフィルムやガラスフィルムでおなじみの、3M(スリーエム)さんの見学会に参加してきました。
インテリアコーディネーター、SeeP designの今野理沙です。
「3M」という名前は、どこかで聞いたことがあるかもしれません。でも、どんな会社かと聞かれると、すぐには出てこない方も多いのではないでしょうか。
実は、とても身近なところにある会社さんです。よく見たことがあるもので言うと、付箋のポスト・イット、それからキッチンスポンジのスコッチ・ブライト。どちらも、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。コンビニの入り口マットにも3Mの技術が使われていて、見学会では「アメリカでは、1日に100種類もの3M製品を目にしていると言われている」というお話もありました。

ひとつの技術をまったく違う分野の製品にも活かしていく「技術の横展開」が、3Mさんのものづくりの特徴だそうです。
本物の木が使えない場所に、木の表情を
今回いちばん家づくりに結びつけて考えたのが、ダイノックフィルムです。表面に貼る装飾フィルムで、木目や石、金属など、さまざまな表情があります。
「木のあたたかみは好きだけど、ここは本物の木だと使いづらい」という場所に、ウッド柄のフィルムという選択肢があります。

フィルムなので物自体が軽く、金属や大理石で作るよりも大きく作れたり、不燃材であることも特徴です。いろいろな下地に貼れるので、扉や壁の一部などにも使えます。
決して安い素材ではありませんが、本物の素材を使う場合と比べると抑えられることも多く、「ここだけは好きな表情にしたい」という場所に検討しやすい素材だと思います。
ガラスフィルムは「割れたとき」の備えに
もうひとつ印象に残ったのが、ガラスフィルムの破壊実験です。



家の中にも、室内ドアのガラスや低い位置の窓など、子どもが近くを通るガラスは意外とあります。「割れないように」だけでなく、「もし割れたときにどうなるか」を考えておくことも、家づくりの大切な視点だと改めて感じました。
ガラスフィルムには、ひとつだけ確認しておきたい点があります。ガラスの種類や日の当たり方によって、熱でガラスが割れる「熱割れ」が起こりやすくなる場合があることです。
でも、ここは心配しすぎなくて大丈夫です。私たちのような専門家を通してご依頼いただければ、メーカーを通した熱割れ計算を行うことができます。気になる窓がある方は、貼る前にぜひご相談くださいね。
素材は、見た目の好みだけでなく、得意なこと・苦手なことを知ったうえで選ぶと、暮らしに合ったものが選びやすくなります。これからも、見学会で学んだことを家づくりに役立つ形でお伝えしていきます。
スリーエムジャパンさん、見学会の受け入れありがとうございました。
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