山梨で住宅を中心にインテリアコーディネートサービスを行っております。|シープデザイン

 

Blogブログ

 

テレビの適切な視聴距離とは? 2025.10.27

こんにちは☘

間取りから始めるインテリアで暮らしを変える!心が弾む家づくりサポート。

SeeP design インテリアコーディネーターの今野理沙です。

テレビの適切な視聴距離とは?

~リビングレイアウトで意外と迷う“ソファとの距離”~

新築住宅のタイミングで家電を一新する方は多く、なかでも「リビングが広くなるから大きめのテレビに買い替えたい」という声をよく聞きます。
そこで意外と悩むのが、テレビからソファまでの距離
せっかくの新居、バランスよく配置したいですよね。


4Kテレビの普及で「最適距離」は短くなった

最近は4Kテレビが主流になりつつあり、従来よりも近くで見ても画質の粗さが気にならなくなりました。
(4K=フルハイビジョンの約4倍の画素数)

一般的にいわれている最適視聴距離は以下の通りです。

  • フルハイビジョン(2K):テレビの高さ × 約3倍

  • 4Kテレビ:テレビの高さ × 約1.5倍


人気サイズで比較してみると

新築入居時の買い替えでは、55~65インチが人気です。
それぞれの「理論上の最適視聴距離」は次の通り。

サイズ フルHD 4K
55インチ 約2.07m 約1.03m
60インチ 約2.25m 約1.12m
65インチ 約2.43m 約1.21m

こうして見ると、4Kテレビの距離がかなり近いことが分かります。
「55インチで1mちょっとって、近すぎない?」と感じる方も多いでしょう。

これは“映像への没入感”を得るための距離と考えてOKです。
ゲームや映画などを迫力ある映像で楽しむには良いですが、リビングで日常的にテレビを観る距離としてはやや近めです。


実際の生活空間では「2~2.4m」が快適

視力や年齢、照明環境にもよりますが、2m以上離れると目のピント調整の負担が減り、眼精疲労のリスクも低下すると言われています。
そのため、4K・フルHDを問わず、一般的なリビングでは画面から2~2.4m程度を目安にソファを配置するのが現実的で快適です。


配置のポイントと+αの工夫

最近は壁の少ない開放的なリビングも多く、ソファの位置をどこにするか悩みやすい間取りも増えています。
「テレビを観ながらスマホを充電したい」「スタンド照明を置きたい」などの要望がある場合は、ソファ位置を確定させてから床のアップコンセントを設けるのもおすすめです。

家具配置の自由度を上げながら、生活動線や快適性を両立できます。


おわりに

テレビの視聴距離は「映像のきれいさ」と「目の健康」、どちらにも関わる大切なポイント。
新築やリフォームのタイミングでテレビを新調する際は、ソファとの距離も含めたリビングレイアウトを意識してみてください。

間取りや家具配置のご相談も承っています。
「このサイズのテレビを置きたいけど、どの位置がベスト?」といった具体的なご相談もお気軽にどうぞ。


こんのりさ(SeePdesign)
間取りもインテリアもまるごと相談できる家づくりパートナー

📩 ご相談・コーディネート依頼は お問い合わせフォーム よりお気軽にどうぞ。