【別荘リフォーム事例】照明で叶える快適な暮らし|後付けセンサー・間接照明の工夫 2025.10.09
こんにちは。
山梨でインテリアコーディネーターをしています、SeePdesignの今野理沙です。
先日、セカンドオーナーとして別荘をご購入されたクライアント様より、
「今の照明がしっくりこない」「もう少し使い勝手を良くしたい」とご相談をいただきました。
今回の事例は、デザインにこだわり、機能性をアップさせた照明リフォームです。
施工写真はぜひ[▶施工事例ページ]をご覧ください。

お困りごととご提案のポイント
ヒアリングを進めていくと、デザイン面だけでなく、日常の使い勝手にもいくつかお悩みがありました。
お困りごと
- 夜の帰宅時、アプローチが暗くて危ない
- 玄関が暗いので人感センサーにしたい
- 廊下にも人感センサーをつけたい
- カウンターまわりに間接照明をつけて調光したい
4つの課題がありましたが、
実はこのお家、構造体があらわしのデザインで天井や壁の中に配線を隠す“ふところ”がほとんどありません。

つまり、大掛かりな工事をせず、既存を生かした最小限の施工でどう解決するかがポイントでした。
1.暗い外のアプローチを自動点灯に
外壁には既存の照明器具が2つ。
ここに「明暗センサー」を後付けしました。
暗くなると自動で点灯する仕組みで、
夜間の安全性が格段にアップします。
使用製品:〈オーデリック〉明暗センサー
メーカーとしては「2灯が完全に連動するかは保証外」とのことでしたが、
現場経験豊富な職人さんと検証し、クライアント様の了承を得て施工。
結果、想定どおりの動作に◎でした。
2.玄関ホールは「勝手にスイッチ」で自動点灯
玄関は人の出入りが多く、照明のオンオフを忘れがちな場所。
壁スイッチを人感センサー付きスイッチに交換することで、
通るだけでパッと明るく、消し忘れもゼロに。
私の自宅でも洗面・トイレ・玄関に採用しています。
使用製品:〈パナソニック〉勝手にスイッチ

3.スイッチがない廊下は「人感電球」で解決
こちらは近くにスイッチがなく、壁センサーがつけられない場所。
そこでご提案したのが、先端にセンサーが内蔵された電球タイプ。
E26口金の一般的な照明なら、電球を交換するだけでOKです。
照明が点灯すればデザインの突起もほぼ気にならず、自然な見た目です。
使用製品:〈パナソニック〉ひとセンサタイプ


🔸ここはご自身でも交換可能なので、試してみたい方にもおすすめです。
4.カウンターまわりに間接照明を新設
カウンタースペースには照明がなく、夜は少し暗め。
近くにあったダクトレールから電源を取り、
配線モールを使って梁の裏へスッキリと配線しました。
モールは白だけでなく、木目やブラウンもあるので
空間の雰囲気に合わせて選べます。
光源にはラインタイプの間接照明を採用し、
梁の裏に隠しても、見せても美しいデザインです。
使用製品:〈パナソニック〉ホームアーキ ラインライト


最後に|ちょっとした工夫で暮らしが変わる
今回は、天井や壁を壊さずにできる“後からの照明改善”をご紹介しました。
センサーや間接照明は、工夫次第で既存住宅にも無理なく取り入れられます。
ただし、電気配線を触る工事は基本的に専門業者の対応が必要です。
SeeP designでは、施工業者と連携してトータルでご提案しています。
「もう少しこうだったらいいのに」
そんな小さなお悩みからでもお気軽にご相談ください。