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コンパクトな住宅を広く見せるインテリアの工夫|ノイズレスデザインと間接照明 2026.10.23

間取りから始めるインテリアで暮らしを変える!心が弾む家づくりサポート。

SeeP design インテリアコーディネーターの今野理沙です。

近年の新築住宅では、限られた面積を有効に使いながら、開放感のある空間をつくる工夫が注目されています。

そのなかで見かけるようになったのが、建具や巾木などの存在感を抑えた「ノイズレスデザイン」や、空間に抜け感を生み出す「ガラス扉」。

実は、空間を広く感じさせるために大切なのは、部屋の広さだけではありません。

照明の使い方や壁の仕上げ、視線の抜け方によっても、空間の印象は大きく変わります。

今回は、コンパクトな新築住宅でも取り入れたい、空間を広く見せるインテリアの工夫をご紹介します。

1.ノイズレスデザインで空間をすっきり見せる

ノイズレスデザインとは、空間の中で視覚的なノイズとなる要素をできるだけ減らし、すっきりと見せるデザインのこと。

例えば、こんな工夫があります。

  • ドア枠の存在感を抑える
  • 巾木を細く、目立ちにくくする
  • 床材の切り替わり部分をすっきり納める
  • 建具や壁の色をそろえ、境界を目立ちにくくする

ひとつひとつは小さな違いですが、こうした部分の存在感を抑えることで、壁や床のつながりが感じられ、空間全体がすっきりとした印象になります。

デザインをシンプルにすることは、単に見た目を整えるだけではなく、限られた空間を広く感じさせることにもつながります。

2.ガラス扉で視線と光の抜けをつくる

室内ドアをガラス扉にするのも、空間を広く見せる方法のひとつです。

通常のドアでは視線が遮られますが、ガラス扉ならその先の空間が見えるため、視覚的な広がりが生まれます。

また、隣の部屋から光を取り込みやすくなるのもメリット。

廊下やリビング、書斎など、場所に合わせて取り入れることで、空間同士のつながりを感じられる住まいになります。

ただし、寝室や水まわりなどはプライバシーへの配慮も必要です。ガラスの透明度や配置を工夫しながら、デザインと使いやすさのバランスを考えたいですね。

3.間接照明で壁や天井を照らす

空間を広く、心地よく見せたいときにぜひ取り入れたいのが、間接照明です。

照明というと、テーブルの上や部屋の中心を明るくするイメージがあるかもしれません。

もちろん、それも大切な役割。

ですが、壁や天井に光を広げることで、空間に奥行きや広がりを感じさせることができます。

例えば、

  • 天井を照らして、上方向への広がりを演出する
  • 壁を照らして、空間に奥行きを感じさせる
  • 壁面に光のグラデーションをつくり、落ち着いた雰囲気を演出する

といった方法があります。

同じ広さの部屋でも、照明の配置や光の広がり方によって、感じ方は変わるものです。

照明計画は、明るさを確保するだけでなく、空間の印象をデザインするための大切な要素なんです。

4.光を当てる先に「見せ場」をつくる

壁や天井を照らす間接照明を取り入れるなら、もうひと工夫。

光を当てる先に、アートや観葉植物、お気に入りのインテリアなどを配置してみましょう。

インテリアでは、視線を集めるポイントを「フォーカルポイント」と呼びます。

空間の中に目を引く場所があると、視線の流れが生まれ、インテリアにメリハリがつきます。

例えば、間接照明で壁を照らし、その前にアートを飾る。

植物のシルエットが壁に映るように光を配置する。

そんな小さな工夫でも、空間の印象はぐっと変わります。

ただ明るくするのではなく、どこを見せたいのか、どんな雰囲気を楽しみたいのかまで考えることが、心地よい空間づくりにつながります。

5.間接照明を取り入れるなら、壁の仕上げにも注目!

ここで、ひとつ気をつけたいポイントがあります。

壁や天井を照らす間接照明は、仕上げ面に光が沿うように当たるため、壁紙の下地の凹凸や継ぎ目などが目立ちやすくなることがあります。

特に、表面が薄くフラットな壁紙では、下地の状態によって仕上がりの印象が変わることも。

そこでおすすめなのが、厚みのある壁紙や、エンボス加工などで表面に凹凸のある壁紙を選ぶことです。

表面に適度なテクスチャーがあると、細かな凹凸が目立ちにくくなる場合があります。

予算に余裕があれば、タイルや塗装仕上げもおすすめ

さらに素材感にこだわりたい方には、タイルや塗装など、質感を楽しめる壁材もおすすめです。

光が当たることで素材の陰影が際立ち、壁そのものがインテリアの見どころになります。

すべての壁に予算をかける必要はありません。

リビングの一面や、玄関の正面など、視線が集まる場所に絞って採用するのもひとつの方法です。

素材の質感と照明を組み合わせることで、コンパクトな空間でも奥行きや豊かな表情を楽しめます。

まとめ|広さだけでは決まらない、心地よい空間づくり

コンパクトな新築住宅でも、デザインの工夫によって空間の感じ方は変えられます。

  • 建具や巾木などの存在感を抑える「ノイズレスデザイン」
  • 視線や光の抜けをつくる「ガラス扉」
  • 壁や天井を照らして奥行きを演出する「間接照明」
  • アートや植物を引き立てる「フォーカルポイント」
  • 光の美しさを生かす「壁の仕上げ材選び」

こうした工夫を組み合わせることで、限られた面積の中にも、広がりや心地よさ、そして自分らしいデザインを取り入れることができます。

家づくりでは、間取りや設備を決めることに意識が向きがちですが、照明や内装材まで含めて考えることで、完成したときの満足度も変わってきます。

これから新築住宅を建てる方は、ぜひ「何を取り入れるか」だけでなく、「どう見せたいか」という視点も大切にしてみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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SeeP design|インテリアコーディネーター 今野理沙

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